相続財産現金預金最強説を唱えてみた!

相続財産、どんなものがいいか、、結構、頭を悩ませるところです。実は、現金預金が一番なのでは、、と最近思いうつあります。今回はそんなことをば。

確かに預金は税金がかかったりします。不動産の方が、評価額が下がる分だけ税金は低くなったりします。ということで、相続税対策となると、現金預金ではなく不動産にしよう、という議論になりがちです。

ちょっと待ってください。相続税、確かに高いのですが、相続財産が現金預金であれば、そのうちの一部で充当できます。つまり、納税資金について考えなくていいわけです。逆に、現金預金以外だと、特に不動産なんかだと、納税資金をどこから調達してくるかが問題となってくるわけです。よく、不動産とかを相続して納税資金がなく、不動産を売ったら買い叩かれた、なんて、こともあります。

あとは、遺産分割です。現金預金であれば、分けるのは簡単です。誰がいくらもらうか、、が、決まればそれに基づき分割していくと。他の不動産や他の動産だと、そう簡単には分けれません。そうなると、現金預金で残っている方が分割はしやすいです。

あとは、受け取った後の管理の容易さがあります。預金の形で残しておけばいいだけですからね。不動産であれば固定資産税はかかるし、今後、管理していかないといけません。動産であれば、使えるものならいいのですが、古銭みたいなものだととっておかないとならず、保管も場所を取ったりします。

そうそう、生前に使える、、というのもメリットです。死亡保険とかだと、非課税枠があり、若干、金額が安くなります。ですが、保険は死亡する前は使えず、お金は生前に払っているので、死ぬ前の生活資金が足りなくなる、ということもありえます。

こういうふうにみていくと、現金や預金も悪くないな、、というところです。なので、無理に不動産を買って相続税対策はしない、、というのも、一つの選択肢だと思いますよ。

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