マネージャーは、本来的には、マネージする、つまり、管理業務が主となるので、自分自身が手を動かしたりする、ということはあまりないはずです。ですが、人繰りの都合上で、現業を自分でしないということもあると思います。そんな時、どう振る舞うべきか、考えてみました。
まず、業務の選択について。自分はどんな業務をすべきか、ということです。もう少し具体的にいうと、簡単な仕事を自分でするか、それとも難しい仕事を自分でするか、、です。
これは、難しいところが多々あるのですが、実は、簡単な仕事をして、難しい仕事を部下にしてもらう方が、いいかな、、と思います。
難しい仕事を自分がしてしまうとどうなるか。結局、自分が難しい仕事に忙殺されてしまい、部下の管理に手が回らなくなってしまいます。あと、「簡単」の定義が問題で、自分にとって簡単でも、部下にとって難しい場合ということがあって、そうなると、自分と部下が共倒れになってしまい、部課全体やプロジェクト全体としてうまくいかなくなってしまう、、、というリスクがあります。
逆に、難しい仕事を部下に振った場合はどうなるか。もちろん、最初のうちはきめ細やかに指示したりフォローしたりする必要はあるでしょう。なので、簡単な仕事を片手間にこなしながら、部下の指導等に時間を割いていくわけです。そして、部下の資質にもよりますが、時間が経てば部下の方が業務に習熟してくるので、徐々に手は掛からなくなってきます。このことにより、部下も難しい業務を通じて育っていく、というわけです。
まあ、一言で言えば、プレイングマネージャーはプレイもマネージもしないといけないので、プレイにばかり時間を取られないようにする必要があります。