お金を払わない客に遭遇してしまったら

長い間、ビジネスをしていると時として、お金を払わない客、に遭遇してしまうことがあります。そんな場合どうしたらいいか、考えてみました。

一つは、お客さんを選ぶ、ということでしょうか。時として、「この人、大丈夫かな~」と思うことあります。そういう時は、うまくスルーしたほうがいいこともあるでしょう。しっくりこない人と仕事をしても、なかなか、うまくいかないものです。

あと、初見、かつ、飛び込みのお客さんに対しては前金ということもありかと思います。長い付き合いである、とか、紹介者がいる、ということであれば、多少、入金が滞っても、ということはあるでしょう。ですが、初見の人、飛び込みの人は信頼関係がまだできていない。ので、そういう人に対しては前金というのもあるでしょう。まあ、全ての人から前金で取れると、本当はいいのですけどね。

それで、期日通り入金されなかったら、即座に督促する。翌日、朝一、とかね。まあ、単にうっかりということもあるので、トーンは柔らかめに、でも、スピーディーに督促することが肝要です。督促されたほうも、怒るということはなく、「あ、ごめん、忘れていました。」という感じで払ってくれて、一件落着ということも結構多いです。

それでも払ってくれない。そうしたら、定期的に督促します。それも、ルートをメール、電話、メッセンジャー、と、複数ルートを使います。しつこく督促して相手にプレッシャーを与えていきます。そして、督促の頻度も徐々に頻繁に、言葉も強めにしていきます。とはいえ、相手の身に立って、お金を返さないことの弊害(人間関係の毀損、信頼の低下等々)を諄々と説くということになると思います。

また、金額が大きいとか、相手の資産の所在や規模がわかっている、という場合は、法的手段もあるでしょう。ですが、これは時間も金もかかるし、必ずしもうまく回収できるとは限らないので、慎重に対応することが必要です。

お金を払ってくれなくても、つい、遠慮してしまうことあります。それとともに、払ってくれないことのいら立ち、もあるでしょう。その辺の感情をうまくコントロールし、冷静に、粛々と、相手から反撃されないように、督促を続けていくことが大切です。

ビジネスは、代金を回収するまでが仕事です。なので、そこに至るまでは気を抜かないように注意しましょう。

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