予算はとりあえず立ててみれば

予算を作って、経営管理を行う、ということ、必要性は説かれることが多いのですが、なかなか、実行するのは難しいものです。じゃあ、予算の設定をどうやって始めればいいか、考えてみました。

これは、できるところから始める、と言うことです。

大体において、予算を立てるときのメンタルバリアは、正確に作らないといけない、もっともらしいものを作らないと行けない、というところにあります。でも、予算なんて、そもそも将来のことだし、作ってみても、これが正しいかどうかわからない、また、特に法律で強制されるものでもないので、まあ、やらなくていいか、、となりがちです。

これを防ぐにはどうするか、最初は出来栄えを気にせずざっくりと作りましょう。例えば、昨年をベースにしてそこに調整を入れる、とか、会計ソフトに入っている予算作成ソフトに数値を放り込んで出てきた数値をそのまま入力する、とか。そこにあまり時間はかけずにチャチャっと作ってみてください。

そして、予算と実績の対比を月次か何かでしていく。性質上、予算と実績は乖離するのですが、理由をきちんと考えてみる。そうすると、予算を考えるにあたって、抜けていたことが実は発見できたりします。それを1年間積み重ねて、メモ等で残しておくと、それが来年度の予算を立てるときのヒントとなります。それを翌年度の予算に反映させる。これを繰り返していくと、予算の精度が徐々に上がっていく、となるわけです。

基本的には、当初から完全な予算を作るのは難しいのです。ですので、最初はざっくりと予算を作っておいて、徐々に精緻化させていく、というのがいいでしょう。

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