損益計算書だけではなく貸借対照表も重要ですよ!

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貸借対照表、と聞いてもピンとこない人、いませんか?営業であれば売上を、管理部門であれば経費について予算や目標が設定されることが多いので、つい、損益のほうに目がいきがちですが、貸借も同様に大切です。

貸借対照表は経営成績の結果が蓄積される

貸借対照表はある一時点における企業の持っている資産、負債、資本を一覧表にしたものです。つまり、ある時点においてどの程度財産があるか、ということを表現しています。

ここで、大切なこととしては、損益計算書は1年ごとにクリアされますが、貸借対照表は経営成績が積みあがっていくことにあります。

例えば、とある企業において利益を5年間で10億円計上した場合、損益計算書ではそれぞれの年度に10億円計上されますが、貸借対照表ではそれぞれの年度で積み上がり、5年目の貸借対照表上の利益剰余金(企業に蓄積された利益)は50億円となります。逆に、4年目まで10億円の損失を計上し5年目に10億円の利益を計上した場合、5年目の利益は10億ですが、5年目の利益剰余金はマイナス40億円となります(ここでは配当をしない、いう前提にたっております)。

このように、貸借対照表を見ることにより長い年月にわたる経営成績の状況を一目で把握することができます。

貸借対照表から企業のひずみを読み取る

貸借対照表には、損益計算書には表れない情報をとることができます。

例えば、売上があがっている、といっても、無理をしている売っている場合もあります。そのような場合であっても、売上はあがるので、それに伴い利益は計上されます。ただし、回収期間が長い、回収が遅延しているといったこともあります。そのような場合、貸借対照表をみれば、売掛金が増加しているので、このような問題に気づきやすくなります。

在庫も同様に積みあがっている場合、貸借対照表を見ると滞留してそうかどうか、判断できます。

このように、貸借対照表を見ると企業の問題点を把握しやすいです。

キャッシュフロー計算書を見ても分析できるのですが、、

売掛金も在庫も回収、販売されることにより資金に結びつきます。そういった、意味ではキャッシュフロー計算書を見て、営業キャッシュフローと営業利益の関係をみたりしても、上記のような問題点を発見できます。

しかしながら、キャッシュフロー計算書は上場会社(厳密には有価証券報告書作成会社)にしか、作成が強制されておらず、また、作成方法も難しいため、上場会社以外では作成されることは少ないです。そのため、どの会社でも作成が強制されており経理実務の中で作成される、貸借対照表を有効に活用していく、ということが必要です。

まとめのような参考資料紹介

以上より、損益計算書のみならず貸借対照表にも関心を払っていくことが大切です。特に会社の経営者等会社全体を統括する立場にある人は特に注意を払う必要があります。

なお、今回の記事は以下の書籍を参考にしながら書いております。

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【編集後記】

昨日は誕生日ということでいきつけのバーで軽く飲んでいました。ゆっくりと流れる時間を楽しむことができました!

会計/税務/監査