インド事情~シャージャハンは人気者?

歴史上の人物、現代から見ると、人気のある人とそうでない人に分かれることありますよね。日本で言えば、徳川吉宗は人気があって、綱吉はいまいち、、みたいな感じでしょうか?実は、インドにもそういうことがあるようなのです。

それは、シャージャハンとアウグランゼーブのお二人。さあ、どっちが人気、どっちが不人気わかりますか。

シャージャハンはムガール帝国の5代目の皇帝。奥さんが亡くなった時に、それを惜しんで作ったのが、かの有名なタージ・マハル。で、そのシャージャハンを幽閉したのが、次の皇帝である、アウグランゼーブなのです。

その前置きをしつつ、20年くらい前にインドに行ったときのエピソード。

確かあれは、ぼくとインドで知り合った友人(日本人)、それに、インド人の夫婦の4人で、官営の観光案内所が主催するタージマハルワンデイツアーに行った時のお話。

ちなみに、当時は、官営(Government)の観光案内所は安全だ、ということが地球の歩き方に書かれていて、そのため、デリーにはGorvernmentと称する怪しげな客引きがたくさんいました。心の中で「ぜってー、嘘」と思いながら無視していました。だって、本当の官営の観光案内所は客引きはしないのだ。今はどうなんだろう?

で、ツアーの最中、昼飯として、入ったレストランに、「シャージャハンマサラ」というメニューがありました。その時の話で、インドではシャージャハンが人気があるのだ、、という話となりました。

で、一緒にいた友人が「アウグランゼーブマサラというのがあったら売れますか?」と聞いたら、一緒にいたインド人(旦那のほう)が「そんなものは誰も食べない」という痛烈な返事が。どうやら、インドではアウグランゼーブはあまり人気がないようです。理由は、聞かなかった(もしくは聞いたけど忘れた)のが少し残念ですが、まあ、そういうことです。

ちなみに、一緒にツアーに参加した、インド人は旦那は気さくな人で色々と話てくれましたが、奥さんとはほとんど話さずじまい。ただ、旦那さんが席を外した時に、少しお話をしました。やっぱり、当時ですが、インドだと、結婚した女性は旦那さん以外の男性とは気軽に話してはいけない、みたいな掟があるのかな~、と感じました。もちろん、単に、人見知りだっただけかもしれませんが。

ぼくらが話したのは、このインド人だけなので、なんとも言えませんが、そういうこともあるのだな~、と、ふと思い出したのでブログとして綴ってみました。

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