これからは複業の時代がくる、と言ったら言い過ぎですか?

複業、というのは、本業とは別に仕事を持つことです。従前は、副業という言葉があげられていましたが、最近は主従を曖昧にする傾向があり、複業という言葉を使うようです。これからは、徐々に複業が増えていくのでは、、と考えています。特に、会社員が複業(こっちの場合は副業でもいいかも)で個人事業を営む場合ということは増えていきそうですね。

まずは、制度や社会的状況について。やっぱり、社会的に複業がしやすくなっている、ようです。副業禁止規定も無くなるところが多くなってきました。複業を持つ、ということに対して社会の目も厳しくはなくなっている、と感じます。テレワークの普及も、複業をしやすくなっている要因でもあります。やっぱり、本業で場所を指定されない方が、複業もやりやすいでしょ。

大きいのは、複業により自分のやりたいことを仕事にしやすくなった、ということでしょうか。例えば、本業を会社員として複業で個人事業主をやる場合、本業の会社員としての給料から生活資金を得られるので、個人事業からは生活資金を確保しなくていい、ということが結構大きいです。つまり、個人事業は、大損さえしなければ、給料で生活を維持することはできます。生活資金の制約がない分、個人事業は自分がやりたいことをしやすいのです。

そして、個人事業がうまくいけば、会社員としての活動や時間を縮小して、複業を充実させることができます。個人事業がうまくいかないようであれば、撤退して会社員に戻ることも可能。ということで、退職して背水の陣で起業するということは回避することができます。

あと、税金や社会保険にもメリットがあります。税金面だと、個人事業があれば、そこに経費をつけることができます。もちろん、経費をする理由はいるのですがうまく経費にできれば税金が減ります。また、個人事業から損が出た場合には、損益通算で給料から差し引いて、その分、税金を取り返すことも可能でしょう。また、個人事業から儲かっても、社会保険料は給料により計算されるので、個人事業分は得になります。

ということで複業というのは、徐々に増えてくるのでは、、と、考えています。また、機会があれば、複業するときの注意点を考えてみます。

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