その見積もりしゃかりきになって作る必要ありますか?

見積もりを求められたときに、気を使いますし、結構、力を入れて作ってしまいがちです。ただ、あまり時間をかけすぎるのも、、ということありますよね。今回はそんなことをば。なお、ここでは値決めについてではなく、様式とかを中心に考察します。

見積もりは、どんなにうまくできていても、受注に結びつかないと一銭にもならないから、です。見積もり作成のコストを値段に含めれば、受注できれば取り返せますが、受注できなければそれも無理です。見積作成料をもらえるなら、気合を入れてもいいのでしょうが、そうでないとどこかで線を引く必要があります。

見積もりにとって、どちらかというと大切なのは、スピードだったりします。特に相見積もりとかをとられていると、競合他社より出遅れてしまうと、そちらに受注が流れることもあります。スピード感も見積もりを比較するときの要素ですしね。あまりにも遅すぎると、見てすらもらえない可能性もあります。

もちろん、見積もりの様式についてどこまできちんとするかは相手によって異なります。やっぱり、大企業相手だときちんとした見積もりにする必要があります。これは、見積書がそのまま決裁文書となります。担当者と決裁者が異なるので、見積書だけで決裁者の心を捉えることが必要だからです。逆に、中小企業だと担当者と決裁者が同じ、もしくは距離が近いので、シンプルと金額、期間、やることが分かるのであれば、それでOK、ということもあるでしょう。

ということで、見積書、できる限り省力化したいところです。テンプレートの活用、とか、場合によってはバッサリシンプルにしてしまう、ということがおすすめです。むしろ、見積書だけで口説こうとするより、打ち合わせとか持って、複合的に口説こうとした方がいいでしょう。

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