決算整理仕訳はできるだけ少なくしよう!

企業が決算を組むときに決算整理をしますよね。決算特有の会計処理ということです。そう言ったこと、できるだけ減らした方がいいのでは、、というのが今回の趣旨です。

それは、月次決算の意味というのが弱くなってしまいます。そうです。決算整理がガンガン入って、月次で積み上げてきた数値と全く変わってしまう、というと、月次決算を活用した業績管理、があまり意味を為さなくなってしまう。なので、そこは見直したいというところです。

もう一つあって、決算整理が多くなると決算が大変になってしまいます。決算の期間は短いといえば短いので、その中で、決算整理、申告書等提出資料の作成、お客さんへの説明、等々があると、結構、日程がタイトになります。これが月次の仕訳で済めば、決算で特別ということが少なくなり、決算の負担は逓減していきます。

会計事務所業務を捉えた場合、月次決算は会社の方が、決算整理は会計事務所が対応することが多く、とすれば、決算整理を減らすことにより、会計事務所がわの負担を減らすことができたりもします。

じゃあ、どうするか、、ということですが、売上、仕入、在庫あたりは発生主義的に経理したいです。もし、売上や仕入を現金主義で処理すると、売上と原価の対応が測れなくなり、月次決算がぐちゃぐちゃとなり業績管理が非常に困難になります。また、決算の時も、全てを発生主義に直すのは非常に手間で、ある程度、規模が大きくなると実質的に不可能に陥ります。

あとは、未払金ですかね。これも理想的には発生主義で対応したいです。ただ、そこまでは手が回らないので、期中は現金主義で対応することも多いかと思います。期末については、発生主義にするのですが、毎期経常的に発生している項目や、金額的重要性が低いものについては計上を見送る、ということも考えられます。

あと、期中で発生主義にする場合は、取引先別等に管理し、きちんと消し込んでいかないとあっという間に団子になって不明残の塊となるので気をつけるようにしましょう。

ということで、決算整理をなるべく減らそう、ということを書いてきました。やっぱり、決算整理、よくないですよね。

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