ビジネスの現場で偉い人がなるべくお客さんの前に出ない方がいいわけ

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ビジネスの現場において、チームを組んだりとか担当を持ったりして、業務を回している、という場合があるでしょう。そういう場合、偉い人というのは、あまり現場に出てこなかったりします。もちろん、時間がないから、ということもありますが、それ以外の理由もあります。今回はそんなことをば。

まずは、お客さんとの関連する意思決定をその場でしないですむこと。担当の人が結構難しい判断を迫られたときに、「ちょっと、上司と相談してから。」といっていったん回避することができます。

そして、時間をおいてじっくり考えたり、時には本当に上司に相談して、そこで作った結論をもっていくことができる。

逆に、その時に偉い人がいてしまうと、その場での決断をよぎなくされてしまうこともあります。そうすると、じっくり検討することができず、自分たちにとって不利な決めになってしまう、ということもあるでしょう。

ただ、注意したいのは、先方が即断即決を望むタイプだと、「上司に相談してから」だと、不満を覚える傾向があります。これは、外国企業に顕著で、日本企業の批判になったりしますよね。この方法、時間稼ぎというか、問題の先送り的なところもなきにしもあらずなので、スピードと精度の両方のバランスをとることが大切です。

もう一つは、お客さんの感情から離れて決断ができる、ということ。現場だと、お客さんの感情や論理に影響されてしまい、本来あるべき判断が歪むこともあります。どうしても、中立的感情をいだくのは難しい。

偉い人はお客さんから距離を置くと、お客さんの感情や想いに自分の判断が影響されにくくなります。そうすることによりあるべき判断ということができる。

あとは、偉い人、というのは組織にとって切り札です。切り札、というのは、ここぞ、というところで切るので効果があるのであって、いつもいつも切っていると、効果が落ちてしまいます。

というわけで、偉い人があまり前に出て行かない、というのには、そうしたほうがいい理由、というのがあります。もちろん、時間的制約というのが大きいというのも事実ですが。次回はそんな偉い人が外に出ていくのはどういうときか、ということを考えてみます。

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