初心を忘れないことと、所作をゆっくりと美しくすること

わたしも松本に戻ってから1年と1か月くらいがたちました。松本に来たばかりの時は、あらゆることが初めてだったのですが、色々なことに慣れてきたようです。ただ、慣れることはいいことばかりではないので、そんなことをば。

慣れてくることの弊害は、やることが少し雑になってくることです。最初のうちは、よくわからない中でいろいろなことをするので、慎重に慎重に対応してきました。まあ、そんな状況でさくさくはできませんわな。

で、1年間くらいたつといろいろなことに慣れ始めてきます。なれる、とやっぱり、物事がスムーズに手早く進めることができます。逆に、いくつかのところで、物事が雑になってくるところもあります。仕事についてはそれなりに緊張感をもってやっているつもりですが、プライベート的なところや人間関係的なところが、「ちょっと、丁寧さがないなー。」と思うところもでてきました。

こういったことに対応するには、やっぱり、初心忘れるべからず、というところでしょうか。初心を思い出せば、少しは物事への対応が慎重にかつ丁寧になるところでしょう。

また、具体的に行動するときは、「所作はゆっくり美しく。」ということを意識すると、雑になる心や手順のブレーキになるのでは。焦ってバタバタしたり雑に物事をこなすと時として見苦しかったりします。逆に、ゆっくりと落ち着いてふるまうとそこには美しさが生じるものです。茶の湯や能なんかがそれをうまく表しています。

1年たって、若干、緩むところもあったので、それを少し戒めるためにこんな文章を作ってみました。みなさんにとっても、なにか参考となることがあれば。

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