人は「やる」リスクを過大評価し、「やらない」リスクを過小評価する

リスク管理、というのは会社のみならず、個人でもつつがなく社会生活を行うために必須のものです。ここで、リスクの感じ方は一定の傾向があると思います。なので、今回はそんなことをば。

まず、「やる」ことに対するリスクについては結構過大評価してしまうところがあると思います。新しいことを「やる」際には、やったことが無いゆえに、どうしてもマイナスなことが頭の中をちらついてしまいませんか。そうなると、結局、新しいことをやる、ことはなくなり、いつも同じことばかりやってしまう、ということになっちゃいますよね。

わかりやすい例でいえば、自分が入ったことがない食堂に入ってみよう、としたときのこと。その場合、時として、「まずかったらどうしよう。」とか、「雰囲気が悪かったらどうしよう。」と色々と考えてしまい、結局、入れずいつものところに行ってしまう。実際、この食堂に入るリスクとしては、本当にまずければその日の食事代が無駄になった、というだけの話です。大したこと、ないですよねー。

逆にやらないことのリスク。人の常として、いつも同じ日常が続く、と想いがちです。でも、そんなことは決してなく、災害、病気、事故、、、等々人生を悪く変えてしまうことも往々にしておこります。そこが明確に意識できていれば、「じゃあ、それに対してどう備えるか。」という、考えや行動になるのですが、なかなか、それができる人は少ない。おそらく、これは「やらない」ことのリスクが過小に評価されている、のではないか、ということもあるでしょう。

おそらく、この傾向の一因として、慣性の法則というか、同じようなことを続けてしまう、同じような状況が続くと考えてしまう、という人間の考え方の癖、というものがあるのでしょう。ただ、この慣性の法則に身を任せると、ずーっと同じ生活になり、人生が閉じてしまったりします。また、変化に対応できにくくなる、という面も出てきてしまうでしょう。

やっぱり、大切なことは、こういったことに対して明確にリスクを把握することでしょうか。概して「やる」ことはひよってやらなくなってしまいがちなので、そこを頑張って、色々なことに取り組んでいく。そうすると、人生は少しずつ開けてくるのではないでしょうか?

 

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