完璧主義者の光と影

完璧主義者、物事を完璧にこなそうとする人のことを言います。完璧主義者にはいいこともあるし、悪いこともあります。今回はそんなことをば。

完璧主義者がいいのは、業務の品質が高くなることです。仕事もそうですし、家事もそうです。できる限り完璧に近くづけようとするので、当然といえば当然ですが。やっぱり、そういう人はお客さんや上司受けが良かったりして、その完璧主義に拍車がかかります。

完璧主義者はいいことづくめなのか、というと、必ずしもそうではありません。自分にとっても、周囲の人にとってもストレスが溜まります。まず、自分にとっても、なかなか、業務で満足できません。何度も繰り返したり、試行錯誤したりして、完璧に近づけます。それにより業務の品質は高まるのですが、その過程ではストレスが溜まります。

もっと大変なのは、人と一緒に物事を成す時でしょう。部下だったり、同僚だったり、家族だったり、友達だったり、とその人がやることになかなか満足できません。どうしても不満が出てしまいます。逆に、その人の方も、「なんでそんなんにこだわるんだ、これでいいじゃん。」というように、要求の高さに辟易してしまいます。そうするとお互い、不満を持ち合うわけです。

じゃあ、どうすればいいか。まずは、できる限り自分で完結させる、ということでしょうか。人の許せないのであれば、できる限り自分でやるようにする、ということがあります。もう一つは、60点基準で、100点は無理なので60点でOK、あとは目をつぶる、ということもあります。あとは、時間をかけて教育なり動機付けなりをして、100点満点に近づける、というのもあります。これは、業務の性質や相手の性格や能力、自分のキャパシティを勘案して決めていけばいいでしょう。

完璧主義者の部下がいると途端に仕事が楽になります。逆に、完璧主義者を上司にもつと、苦痛の日々が始まります。

自分が完璧主義者だなー、と思ったら、少し、対策を考えてみたいところです。

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