未来を予測してそこに賭けることが事業や投資の本質である

事業も投資も長い目で見て行うものです。ここ1年、2年ではなく、5年、10年先の未来を予測して、その時の世界がどうなるか、それに合うように事業なり投資していくことが求められます。今回はそんなことをば。

例えば、事業の場合でも、新しく事業をする場合、よほど、自分がやりたい、、と思えることではない限り、衰退していく産業のなかで事業をする、ということは考えにくいです。新規参入であれば控えようと思うし、その産業にいる事業であれば撤退とか事業の組み直しを考えます。逆に、ここが伸びる、というところにうまく事業を出せれば、そこからはかなり業績は伸ばしやすいと考えます。

投資も同じで、むしろ投資のほうが自分が手を動かすこと大きくは求められないところで、より未来の予測をどうするか、というところで収益性が決まってきます。不動産投資であれば、その地域でどのように人口が伸びるか、その場所に人が集まるか、という未来の予測が必要で、いくら、建てた当初は入居者が入っても、5年、10年たって過疎化したら人が入らなくなり苦しくなります。よく、新NISAとかで話題になる、オールカントリーの株式投資信託がありますが、あれも、多少の波はあっても長期的には世界経済は伸びていく、という前提に立っている商品で、もし、長期的に世界経済全体が縮小する、ということがあれば、損をしてしまう可能性は高くなります。

やっぱり、難しいのは未来を予測する、ということです。ある程度、流行や方向性が見えているものであれば、そこに飛びつく人も多く、そうすると市場における供給業者が多くなり競争が激化し、利幅は減ってしまいます。金融資産も買う人が多ければ購入価額が上がり収益率は下がってしまいます。逆に、まだ市場に出回っていないもの、流行っていないもの、そういったものを見つけてそこに事業を仕掛けたり投資をしたりすると大きく化ける可能性もあります。そういったものを見つけてそこにお金なり労力なりを投下するのは、覚悟なり胆力なりがないとなかなかできない。一見、美味しそう話は詐欺だったりすることも多いので、そこを見分ける眼力がいる。ということです。

未来のなかなか、難しく、それだけで投資や事業を決めるのも難しいでし、時としては、賭けみたいなことになってしまうこともあります。失敗することもあるでしょうし。ですが、未来を予測する、ということ自体は非常に大切なことだとは思います。

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