カフェでの献立の作り方

最近は、仕事等の都合によりしていないのですが、以前はカフェで料理を出すことを手伝っていたことがあります。月1回で手伝っていたのですが、少し頑張って、毎回献立を変えていました。その時、どう、献立を作っていたかまとめることとします。

献立全体のバランスを

献立全体で同じようなものが重複しないようにします。献立で違うものが並んでいたほうが、選ぶ楽しみ、というものがありますよね。

そのカフェでは、2種類の定食と4種類のおつまみを出していました(お酒が出るカフェなので、お酒に合うものが求められました)。その時、定食は大体、和食系のものと洋食系のものの2つ用意しました。初回に出した献立は豚の角煮丼、とラタトゥイユプレートという感じです。もしくは、麺とご飯の組み合わせ、例えば、じゃじゃ麺とちらし寿司というのもあります。

おつまみも同様です。大体、野菜系、お肉、お魚がバランスよく混じるのようにしていました。一番うまくいっている例として、ポテトサラダ、豚肉のしょうが焼き、湯豆腐、サバの味噌煮、があります。

このように献立全体でバランスをとるようにはしていました。

季節を考えて

やっぱり、季節感を考えることが必要です。特に、暑い/寒いという状況によって食べたいものが異なってきます。暑い場合であれば、冷や汁ご飯等冷たいものを、他方、寒い場合であればビーフシチュー、酒粕豆乳どん等体が温まるものを出すようにしていました。

ただ、酒粕豆乳うどんはそれなりに自信があったのですが、あまり出なかったので少し寂しかったですが、、。

アイデアは色々な所から

献立のアイデア、これはありとあらゆるときに探しました。一番は自分の得意料理から。例えば、豚の角煮、ラタトゥイユ、ちらし寿司がこれにあたります。自信が持てるのと、あまり試作をしないで済むというメリットがあります。

ただ、これだけだと、献立に限りがあるので、他も探す必要があります。その次の情報ソースとしては、やっぱり料理の本でしょう。この場合、事前に実際に作ってみる必要があります。試作したときに、自分が思ったイメージ通りにできていれば、その本をもとに献立を作ります。ただ、そうでない場合が面倒で、コンセプトが気に入った場合は材料や調味料を調整してイメージに合わせるようにする、か、もしくは却下することとなります。

その次は、実際に外食したときに。これおいしくて、作りやすそうで、アイデアとして面白い、と思うものは真似することもありました。ただ、復元は意外な手間がかかることと、近所にあるお店だと、物議をかもすかもしれないので、慎重に扱う必要はありそうです。例えば、先にあげた冷や汁ご飯は、勤め先の近くで食べた料理をベースにしています。

毎回、記録を残して

1か月に一回、ということで、割と回数が少ないこともあり、記録はとるようにしていました。記録していた内容は売上、作った献立、その献立のレシピ、献立ごとの注文数、反省点です。もちろん、お客さんが来てくれないとどうしようもないのですが、記録を取ると一定の傾向が見えてきます。

やっぱり、お酒と一緒に食べるものなので、お肉、お魚、あとこってり系のサラダが人気がありそうです。逆にあっさりしたおひたしなんかは、あまり、人気がなかったような気がします。

まとめ

この時は毎月手伝いをしていたので、四六時中献立のことを考えていたような気がします。なかなか、その月の献立が決まらないと、焦ります。ただ、こうやって献立を考えているのが一番楽しかったような気もします。面白い献立を思いつき、それを具現化できるとつい人に食べてほしくなります。それが売れてくれるともっと嬉しいのですが、そればかりはなんともいえないところがありました。。。

 

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