メールでは感情を遮断することができることのメリットデメリット

メールでのやりとり、感情を遮断することができます。すなわち、自分の感じている感情を文中には出さず、感情を伝えないということができます。そのことを善悪を考えてみましょう。

相手にネガティブな感情を持っていても、それを感じさせるのを防ぐことができます。例えば、相手からカチンとくることを言われた時に、こちらもついカチンとなり感情的に言い返してしまう。この場合は、言葉に感情がのってしまい、自分の感情が相手に伝わってしまいます。他方、メールだと、カチンとくるメールを受けても、深呼吸とかして感情を落ち着けてから注意深くメールを書けば、自分の感情を相手に伝えることを防ぐことができます。

つまり、ネガティブな感情を相手に伝えないことで、ネガティブな感情の連鎖を食い止めることができるということです。

ですが、時としてネガティブな感情を伝えた方がいいこと、、ということもあります。以前、ぼくが勤めていた会社で、上司から、取引先に対するクレームメールを書くよう指示されたことがありました。その時、ぼく自身もその取引先に苛立ちを感じていたものの、その感情を表現せずに穏やかにメールをドラフトしました。それを見た上司は「これだと、こちら側の怒りが通じない、いいよ、俺が書くから」ということでその上司が書いて取引先に送付したのが、結構、きつい感じのメールとなっていました。ですが、取引先はそれをみて対応を変えてきたので、この場合は、感情をあらわにした方が良かったのかな、と思った次第です。

確かに、メールの中から感情を除くというのは、話している時に感情的にならないことよりは遥かに簡単です。ですが、感情を表現した方がいい場合もあるので、そこには注意したいことです。そうそう、あくまでも感情が表現した方がいい場合もある、、ということなので、その場その場でどう感情を表現するのが最適か、勘案する必要があります。

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