たまには少女的なものにふれてみるのも(3)~4コママンガ「恋愛ラボ」を読んでみる

今回で、たまには少女的なものにふれてみるのも、も3回目となります。自分自身はそれほど、少女的なものはたしまないので、多分これが最後です。今回は、4コママンガである恋愛ラボ (love lab) より。

マンガの概要

こちら、宮原るりさんの作品で、2015年4月2日現在では、10巻まで販売されております。中学生の恋愛をテーマにした4コママンガとなります。

こちら、舞台は私立藤崎女子中学校(藤女)、主人公は生徒会長の真木夏緒(マキ)、会長補佐の倉橋莉子(リコ)、書記の棚橋鈴音(スズ)、副会長の榎本結子(エノ)、書記の水島沙依理(サヨ)となります。

彼女たちが織りなす恋愛模様がこのマンガの主題となります。話の導入はマキとリコが出会うところから始まります。当初は男子生徒は出てこず、マキの恋愛妄想が話の中心となります。1巻の段階で生徒会メンバーがそろい、3巻あたりから南中の男子学生たち(リコの幼馴染である、凪野智史(ナギ)、池澤雅臣(ヤン))が登場し、生徒会の行事とからめながら、藤女生徒会と南中男子生徒の恋愛話が始まっていきます。

キャラクター設定

まず、生徒会長のマキは優秀な生徒会長であるとともに、恋愛に対して憧れをいただいており、それが若干変な方向にずれています。自分自身の恋心については、若干、にぶいところもあります。

リコは、学業はそれほど優秀ではないものの、妙な男らしさ(通称ワイルドの君)があり、それが周囲の女生徒に受けています。普段はマキの痛い妄想に突っ込んでいますが、恋愛については乙女ちっくなところもあります。

スズは気の小さいところはあるが仕事はきちんとする子です。エノは前会長で、負けず嫌い、当初はマキのことが嫌いでしたが、今では仲良しです。サヨは守銭奴という建付けで、恋愛に興味がなさそうですが、彼氏がいます。彼氏がいるからこそ他の子たちと比べ、現実的、なのかもしれませんね。

感想

全体的に、中学生の恋愛にありがちな、恋愛に憧れており色々と妄想にふけってしまうところ、や、実際の男子を目の前にするとなかなか前にすすめなくなってしまうところ、マンガなので誇張しているところはありますが、なんとなく身に覚えのある人もいるのではないでしょうか。そういった意味では懐かしいほの甘い想いを想い出させる、そんなマンガとなっております。まさに中学生のピュアな恋愛を書いている、という印象をもっております。

また、登場人物もそれぞれ、特徴があって面白い。個人的には、他のみんなが恋愛に向かっているのに、一人クールなサヨがいい味だしていると感じています。

ただ、こんな感じでサクサクと話がすすまないため、当初連載を開始してから(2006年)からすでに9年くらいたってしまいました。なかなか話がすすまないのがもどかしいところもあります。終わりがなかなか見えない、、ですね。

まとめ

今まで、3回にわたり「少女的なもの」について感想を書いてみました。やはり、よく読む少年マンガとは雰囲気や話の流れは異なっています。たまには、自分自身が読まない分野のものを読んでみると、少し世界が広がるのかな、と思っております。

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