マルチタスク、といってもその実は細かく分けて各個撃破

仕事を持つと、一つの仕事やプロジェクトだけに専念できる、という人は少ないと思います。だいたい、複数の案件を同時に抱えている、ということもあるでしょう。とはいえ、コツは一つずつ片づけていく、ということになります。

なかなか、一つのことだけに専念できることは少ない、ことでしょう。やっぱり、同時に複数の案件を走らせて、それぞれについて、取り組んでいかないということありますよね。営業であれば複数のクライアントを抱えることは常ですし、プロジェクト物であっても、自分の周りでは複数のプロジェクトが動いています。特に、組織の上位にいけばいくほど、担当すべきクライアントやプロジェクトは増えていきます。

ただ、個人の仕事の進め方、という点では、マルチタスクということは非常に難しい。一つのことを同時に進めようとすると、混乱してしまいます。同時に二つのことを進めようとすると、集中できず効率的に仕事ができなかった、ということはあるでしょう。また、つい手が回らず失敗してしまった、ということもあるかもしれません。人間の脳はマルチタスクに向かないようにできているようです(性差はあるようですが)。

では、どうやって、この状況に対処するか。それは、自分の持っている仕事を複数のタスクに分割して、タスクを一つ一つ片づけていく、という方法がいいようです。例えば、まずA社から来たメールに返信をし、それが終わったらB社の見積もりを作り、目途がついたらC社の打ち合わせを持ちフォローする。このように、ここのプロジェクトを細分化しそれを一つずつ片づけていくとスムーズに進みます。

その際、全体像を見ながらやらないとやりもれや取りこぼしがあるといけません。なので、一つのタスクをつぶしていきつつ、全体の進捗や状況を見て、やるべきタスクの実施漏れや追加ですべきことを検討する必要があるでしょう。

というわけで、効率的に進めるには、いくつかあるクライアント、プロジェクトを細かく切って、それを1個1個つぶしていく、ということが必要となります。例えてみれば、たくさんのお手玉を回す際は、放り投げる行為は一個一個ですが、落ちてくる順に順次対応していく、ということと似ているかもしれません。

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