英語の勉強は目的に即した方法にしよう

前回の投稿で、英語の勉強方法は目的適合性と興味関心の範囲でで決まり、そのうち、特に興味関心について書いてみました。今回は、目的適合性について綴ってみます。

そう、これは私がアメリカに留学していた時の話です。留学も終わりに近づき、日本での就職を考えていたところです。日本に就職するなら、TOEICをうけなくちゃね、と思ってTOEICを受けてみました。その時は割に温泉気分だったのですが、結果が返ってきて、どうも自分が想定していた点数より結構低かったのです。その時、僕はショックを受けて、その当時は仲の良かった友人に愚痴めいたことをぐちぐちとこぼし、その方も「これはちょっとまずいよね、、。」な感じなことを言っていました。どういう話しの流れでそうなったかはわからないのですが、とにかく、1~2か月、TOEIC用の勉強をしてみて、再度、TOEICを受けることに。結果は、グッと点数があがり、なんとか想定した水準に点数が達成したので、ほっとした、そんなことがあります。

ここから言えることは、英語の勉強方法は目的に規定される、ということです。留学時は、確かに英語のテキストを読んだり、英語の授業を受けたりしていて、英語の勉強ということにはつながっていた、と思います。ですが、それはTOEICにフォーカスしたものではないので、そこの点数とは直接は結び付かなかったようです。それ用の勉強をしたら、成果は出たというところが背景となるでしょう。

英語を勉強する目的、というのは人それぞれです。例えば、TOEICや英検の受験目的、海外旅行を一人でしたい、海外留学をしたい、昇進転職のための資格をとりたい、仕事で英語を使う、プレゼンテーションをする、外国の人と仲良くなりたい、英語の話せる人を恋人にしたい、とあります。そういった、目的に照らして英語への取り組みを変えていく必要があって、試験に受かるのであればとにかく問題集を解いたり、講義を受けたりする必要があるでしょうし、外国人の恋人がほしい人であれば口説くためのフレーズや語彙を覚えたり、外国語を話す人が集まる場に行く必要があります。これを逆にしても、効果がない、というのは明らかなのですが、時折、目的と学習法が乖離していると見受けられる場合があるので注意が必要です。

ちなみに、今の僕が英語にふれている目的は、英語とはある程度ふれて完全には忘れないようにしたい、ということと、英語を通じて人とのつながりを作りたい、ということです。なので、音楽だったり、集まりだったりとか、緩く英語に取り組んでいる、ということがあります。もし、将来、「英検1級をとるんだ。」ということを、目的とした場合は、この取り組みはがらりと変えることになります。

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