自動翻訳を例にとって新しい技術に対するメンタルブロックを考えてみました

自動翻訳、使ってみると結構便利です。ですが、なんとなく、それを使うのをためらう向きもあると思います。そこに、人間が持つ(自分だけかもしれませんが)、新しい技術に対するメンタルブロックがあると思うので、少し、それについて考察してみます。

一つ目は初期の印象を持ち続けることです。特に自動翻訳ができたときの品質は微妙で非常に読みにくい文章になっていることがありました。ということもあり、「やっぱ、自動翻訳なんてだめだわ」みたいな印象を持っている人は多かったし、それはそれであながち間違えというわけでもないです。ですが、技術は進化しそれに伴い翻訳の精度は向上しているのに、人間の認識はかわらないため、自動翻訳を活用できずにいる、ということがあります。

もう一つは自分の持っている能力の過信、ということがあります。英語が得意と思っている人ほど自動翻訳は使わない、という傾向があります。それは過信、負けず嫌いということもあるし、英語は得意なので自分でやるよ、と思うこともありますよね。ですが、すごい英語が得意なひとならいざしらず、ぼくもそこそこはできるつもりですが、とはいえ自動翻訳、特に日本語から英語への翻訳はもう機械には勝てません。自分だったら、推敲して30分、1時間かかる文章の作成を1分とか、2分とかでできてしまいますからね。できない人のほうが、素直に自動翻訳や翻訳アプリを使う傾向にあると思います。

最後に、技術そのものに対する不信。本当にこれでいいの、ということ。特に、外国語ができない人とだと、翻訳した結果の妥当性を判断することができないので、不安になります。エクセルでの計算が信用できず、つい、そろばんをはじいたり電卓をたたいてしまう、と、同じようなことですよね。色々と勉強して信じるかどうかを考えていくということになろうかと思います。結局、どこかで技術を信じないと先に進めないので。

ということで、新しい技術に対するメンタルブロックは結構強く、なかなか、導入に踏み切れなかったりもします。ですが、そこをうまくつきあっていかないと、技術の流れ、ひいては時間の流れに乗り遅れる、ということもあるでしょう。なので、メンタルブロックをうまくあやして、勇気をもって新しい技術を活用することが望まれます。例にとった、自動翻訳、まだ、完璧ではないのですが、使えるようになると結構便利です。

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