物を売るための技法と買い手がそれに惑わされないために

物をどのように売るか、それについては、多くの技法が開発されています。ただ、買い手にとってそれに乗るのが本当に利益となるのか、という面もあるでしょう。なので、ここでは典型的な技法と買い手におけるディフェンスを考えてみます。

まず、一番基本的なものの売り方としては、期限をつけて価格を下げてうること、です。よくある、スーパーの大安売り、セール、あとは、テレビショッピングというようなものがあるでしょう。期限がつくと、つい、「買わなきゃ」となってしまい、財布の紐が緩んでしまいます。

ですが、注意したいこととしては、「つい、必要でないものを買ってしまう。」可能性があること。なので、値段で買う、というのはできる限り控えて、本当に必要なのか、本当に使うのか、ということを考える時間を持つことは必要です。

ちなみに、グリグリと決断を急がせるのは詐欺師や押し売りの類なので、真に受けず、落ち着いて考える時間を作るのがいいでしょう。

次に、特典をつける、ということ。特典、というより、おまけ、といったほうがいいかもしれません。掃除機を買えば、別の吸い込み口をつける、チョコを買えばシールをつける、本を買えば別の資料もをつける。確かに、こういったおまけがあれば、つい、得した気分になりますよね。

ただ、注意したいのが、「本当にその特典は自分にとってメリットがあったか。」ということです。ただで得たものは、大切にしない、という言葉にもあるように、おまけ、とか、特典は使われずにほっとかれてしまうことも多いかと思います。

なので、特典に目を付けた場合は、本当にそれが必要かという検討と、買った後できちんと活用することが必要でしょう。

3つ目はリスクフリー。何日までなら、返品可能、というあれです。リスクフリーであれば、「とりあえず、使ってみよう。」という感じで気楽に利用を開始できる、華と思います。

注意すべき点として、「リスクフリーをきちんと活用できるのか。」という点。つまり、返品するのは、手続きが面倒くさい、ということと、いざ返品するのは気を遣ってしまい返品しにくい、ということが返品に至るまでは結構ハードルが高い、ということもあるでしょう。

「リスクフリー」を理由として買うのであれば、気に入らなかったときに返品できる勇気とまめさがあるかどうかを自問自答してから買うべきでしょう。

あとは、継続課金モデル。1月いくら、というあれです。保険、スポーツジム、結婚相談所とか、アマゾンプライムもそうですし、結構、色々なところで活用されています。こういう場合、定額で使い放題な場合も多く、うまく使えば低い予算で満足の得られる結果となります。

継続課金の落とし穴は、知らないうちにお金が流れてしまうこと。そうすると、継続は力なりで時間がたてばたつほど支払額も大きくなります。でも、ほっておくとそのことに気付かないのですよねー。最悪なのは、最初はサービスを使っていて、その後飽きる等の理由により使わなくなっても、料金だけは粛々と引き落とされている、ということです。

なので、継続課金に踏み入れるには、撤退が容易か、ということと、継続課金的なサービスについては常に内容を精査し不必要になった時点で打ち切る、ということが必要でしょう。

以上より、主だったセールスの手段とそれに対するディフェンスを考えてみました。売る場合はセールスの手法を、買う場合はそのディフェンスを心がけてみるといいでしょう。買い手の在り方としては、こういった手法に惑わされることなく、本当に必要なものを買う、ということが大切なのかな、、と思います。

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