長期思考の大切さと落とし穴

一つの考え方の枠組みとしては、長期思考と短期思考ということがあります。人生を前に進めることができるのは、長期思考ですが、とはいえ、短期思考も人生を豊かにするためには必要です。今回は、そんなことをば。

ここでいう長期思考というのは先を見据えて自分の行動を律することです。逆に短期思考は短期的な生活、楽しみや楽さを優先し、将来のことはあまり考えないことを指します。

やっぱり、いわゆる成功とか、何かを内し遂げるとか、裕福になるとか、それを達成するためには長期思考が大切となります。つまり、あらかじめありたい姿や望む未来を描いてそれを達成するために行動していく、という必要となります。これは、時として短期的な楽しみを犠牲にしたり、日々の努力を積み重ねるためには、必要行動です。これが短期思考だと、それが苦痛と感じられてなかなか長続きはしませんのだ。

全てにおいて長期思考がいいか、というとそうはなりません。時として短期思考をとらないといけない、ということがあります。その一つとしては、短期的に危機に陥っている時でしょう。例えば、お金に困窮して生活ができない、業務の内容が期限ギリギリなのでまずはそれを仕上げないといけない、すぐに迫った大会があるのでそれに全力を尽くしたい、等等。こういう場合は、長期なことを考えることができず、まずはその危機的な状況から抜け出すことが必要です。

それともう一つとしては、長期思考になれると、人生を楽しく過ごす、ということが達成しにくくなります。長期的なことばかり優先する、つまり今を犠牲にして未来にそれを積んでいく、ということになります。わかりやすい例としては、若いころからお金を貯めること、儲けることに邁進している、ということ往々にしてあります。その目標が達成してお金をたくさん貯めたとしても、結局、使うことなく老後を迎えたり死んでしまったりしたら、寂しくないですか。やっぱり、上手いタイミングで適宜お金を使って人生に楽しみの時間を作ることも大切です。健康もそうで、お酒を一切飲まなければ健康は保てますが、それはそれで寂しいですよね。

長期思考、人生を推進させるためには大切な考え方です。ですが、長期思考に偏りすぎ短期思考が疎かになると、人生を楽しむ、ということができなくなってしまいます。なので、長期思考をベースとしつつ、時折短期にも目を向ける、という考え方が大切でしょう。

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