経営者の仕事は「変える」ことである

経営者の仕事は色々とありますが、そのうちの一つが会社を「変える」ことです。結局、経営者が変えようとしない限り、会社は変わらないのです。世の中もそうだし、会社の中も変わっていくので、それに対応していく、ということなのです。

変えるための素材を持っているのが経営者なのです。5年先、10年先のビジョンを見据えて、そのためにどうすべきか、、今まで通りでいいのか、それとも、、。もしくは、財務数値をみて、「このままじゃあまずい」と思うこともあるでしょう。また、経営者ともなれば、同業他社や会社外部者と会うことも増え、それにより時代の流れを感じる、ということもあります。つまり、経営者は「ここを変えないと」というモチベーションが一番湧きやすいポジションなのです。

逆に経営者以外の人が変えるのはなかなか難しい。従業員の人は、どちらかというと、目の前の仕事をこなすことに注力しがちです。先まで考える余裕はないことが多いですし、そこまで会社に忠義立てすることもないでしょうし。また、「変えなきゃ」と思っても、それを上の人に直言するのはなかなか難しい。やっぱり、従業員は既存の枠組みの中にいるので、それを変えるのは視点からも権限からもやっぱり難しいのです。

また、経営者であれば、「変える」ということに対する、権限は大きいのです。まあ、空いた時間やプライベートの時間を使って、「変える」ための活動をすることできますよね。また、部下に命じる、ということもできるでしょう。あと、従業員から「変えたい」という気持ちを拾い上げたり、それをバックアップしたりすることもできます。

会社を変える、ということは、経営者にとって大切な仕事です。とはいえ、闇雲に変えるのもよくなく、そこにはコツがあるので、それが機会があれば、考えてみたいと思います。

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