yes マンが好きな社長の限界

どんなに、社内で「意見があればなんでも言ってね」と言っても、本質的に社長はyes マンが好きなものです。逆に、建設的であろうとなんであれ、自分に楯突くような従業員のことはあまり好きではないものです。今回はそんなことをば。

やっぱり、自分に賛同してくれる人、良いですよね。社長も人間なので、自分のことを認めてくれる人に好感を持ってしまうものなのです。人事権は社長が持つので、どうしても自分の好みが評価等の人事権の行使にあらわれてしまうことは、あるのです。

とはいえ、yesマンばかりになると、問題もあります。自分のことを客観的に見ることができなくなる、ということがあります。基本的に、従業員は多少の不満があっても、そうそう、意見は表明しないものです。で、頑張って意見を表明したというときは割と問題は深刻である可能性があります。そういう耳が痛い意見があれば、それを元に自分の在り方や社内の体制を見直すことができます。ですが、yesマンだと社長にそういう意見は言わないので、ある種、誤った認識を持ち続けることになってしまいます。

それと、社内の雰囲気が悪くなります。これは、yesマンの人が仕事的な能力が高ければそれほど問題にはなりません。ですが、yesマンの人が能力が低く、でも、社長の耳に心地のいいことだけを言っていて、社長に重宝されている、、と、他の従業員のモチベーションが一気に下がります。そうすると社内の空気が悪くなってしまう。

結局、yesマンに囲まれると、自分の振る舞いや社内外の状況が正確に把握できなくなります。まあ、裸の王様というやつですね。そうならないように、自分を律すること、社内の体制をきちんとすることが大切です。

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