高いことが問題ではなく、では何が問題なんだ?

高いから売れない、、、。物を売る人は、こういう発想に陥りがちです。ですが、必ずしもそういうわけでもないようです。じゃあ、高いものが売れなくなってしまう、そういう理由を少し考えてみました。

じゃあ、いつも泊まるときは安いカプセルホテル、ワインは1本1000円の安いワイン、食事をすれば吉野家ですます、ということですか。もちろん、そういう人もいるのですが、人によってもタイミングによっても、1泊5万円以上するような高級ホテルに泊まるときもあるし、1本2万円以上のワインを買う時もあるし、結構値段のする鉄板焼きを食べる、ことありますよね。つまり、値段で全てがきまるわけではないのです。やっぱり、高くても売れるものは売れる、ということです。

もちろん、高くても売れない、ということはあります。どこに問題があるか、というと、まず、売る側がきちんと価値を認識していないことです。自分が売っている製品、商品の価値を理解していないと、売る姿勢となりません。どこかで、だましているような感覚に陥り、腰がひけてしまいます。そうすると、売れなくなって、さらに、「やっぱ、うちで扱っている商品は高いから売れないだよな」となり、悪循環となります。こうなると、まずこの商品は売れません。

つぎに、買い手となる人にきちんと価値が伝わっていない。ぎゃくをいうと、売り手が説明責任を果たしていない、ということになります。つまり、なぜ、売値が高くなる理由や背景、買い手にとってどういうメリットがあるのか、ということを伝えていない、伝えてもきちんと理解してもらっていないから、ということがあるでしょう。

さらに、適切な買い手にアプローチできていない可能性もあります。いくら価値のあるものを売っていても、それを必要とする人にアプローチしていないと、「いい商品かもしれないけど、やっぱり、高いよね。」と値段を理由に断られてしまいます。なので、適切な買い手にアプローチすることは必要です。

もちろん、あらゆる人がその商品の価値を値段より低いと感じてしまえば、その商品は絶対的に売れません。ですが、それよりは、上述したどこかの段階で問題が発生して売れない可能性はあったりもします。なので、そういうことを意識して調整していきたいものです。

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