税理士業界の町医者、というのも価値があるものですよ

町医者、といっても本当に医療業界に転身するわけではありません。税理士業界であれば、相続、とか、飲食業、とか、融資とか、何か一つのことに専念する、専業特化、ということがもてはやされています。ですが、町医者的に多くの人に門戸を広げていく、ということも大切なのでは、と思うので、今回はそんなことをば。

町医者、というのは、門戸が広いですよね。日本の場合は、町医者であっても、内科とか、耳鼻科とか、泌尿器科、とかで症状によって科が分かれているのですが、諸外国だと、Home Doctorがまずみる、ということが、結構、多いようです。そして、Home Doctorが必要に応じて専門医に振り分けていく、ということです。町医者、というのは、Generalistで広くあさく知識があり、より、庶民に近い、と言えるでしょう。

税理士も医者と同じく、専門を絞っているところと、広く浅く対応しているところがあります。最近は、専門特化、ということが割と強く言われているようです。要は、ターゲットを絞る、尖ることにより、そこに強いニーズを集めることができる。つまり、平凡だと選ばれない、ということあります。

ですが、特に、税務顧問となると、ある程度広くあさくの方がいいこともあります。やっぱり、間口が広ければ、その分、ターゲットは増えることになります。あと、あるあるなのが、お客さんが持つお困りごとだと、どこに行けばいいかわからない、ということがあります。そこで、初期診断をして、必要であれば別の専門家に繋げるような、そういう存在も必要です。

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