「できたら、〇〇もやっておいて」に関して注意したいこと

よく、上司の人に部下に向かって「できたら、〇〇もやっておいて」ということがあります。この言葉には注意が必要です。

「できたら、〇〇もやっておいて」という言葉の裏には、遠慮というか、心の弱さがあります。というのは、「〇〇をやれ」と言い切ることができなかったからです。本心としては、「〇〇をやれ」と言いたいのですが、忙しそう、、だったり、反発が怖いとか、そこまではいいかな、、という思念により、若干、ひよってしまうときに出てしまいます。

こういわれたらどうなるか、というと、結構な確率で無視されます。強制ではないから。なぜなら、部下の人はやるべきことがたくさんあって、優先順位をつけながら仕事をしています。当然に、「できたらやって」という仕事より「〇〇をやれ」と言われた仕事のほうを優先するわけです。ようは、「時間がなかったので、できませんでした」ことなってしまうことが往々にしてあります。

なので、上司としては、まずは、やるべきかどうかを明確にする。つまり、決断を部下任せにせず、自分でやるべきかどうかを決めて、「やれ」なのか、「やらなくていい」かを決めていくわけです。もし、「できたらやって」の場合は、できていない前提で仕事の組み立てを考えたほうが無難です。

逆に、部下はどうするか。というと、正直、上司との関係性や業務の優先順位によるのかなと。上司との関係が大切な場合は、頑張って遂行する、ということになるでしょう。この上司どうでもいい、、と思えば、「できたらやって」の分は無視することもありえます。まあ、やってあげたほうが、印象はいいので、やる方向で考えるべきですかね。

ということで、「できたらやって」の心理と影響を考えてみました。この言葉は注意して使う、もしくは受け取ることが必要ですね。

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