感情と思考は馬と騎手の如し

感情と思考、両方とも人間の精神活動となります。どちらも人間が社会生活を営む上で必要です。その特性として、それぞれ、馬と騎手に例えることができそうです。そんなことを綴ってみました。

感情は原動力として

感情は人間の行動を動かす原動力となります。人が行動に移すことの基礎には、まず、感情が動いている、ということがあるでしょう。例えば、野口英世の伝記を読んで医者になりたくなった、健康診断の結果でショックを受けたので健康に気を付けるようになった、失恋のあまり頭を丸めた、など感情は行動を動かす原動力となります。テレビCMもどちらかというと、理屈ではなく、感情を動かすような作りにはなっていますよね。

思考はコントローラーとして

一方、思考は感情を統御します。つまり、確かに感情は人を行動に駆り立てます。ただし、感情に任せて行動すると、損をしてしまうことも多いです。例えば怒りに任せて怒鳴り散らし人間関係を損ねてしまう、ということがあります。そのため、思考により感情をおさえ、損なことはしないようにします。

どのような関係が望ましいか

上述のように、感動は人を行動に駆り立て、思考は行動を制御します。これはあたかも、騎手が馬を操っているかのごとく、関係になります。ここで、大切なのは、騎手と馬の関係だと馬が動いてからこそ、騎手も動けます。つまり、感情が働くからこそ、人間は行動に移せます。つまり、思考の力が強すぎて、感情を制御しすぎてしまうと身動きすることが難しくなってしまいます。

さらには、時には感情に身を任せたほうがいいこともあるでしょう。つまり、騎手は走っていく方向を見つつも、馬の背に乗っている、とか。なかなか、感情に身を任せるのも怖いところがありますが、うまく感情の波に乗ればはるか先のほうへすーっと走っていくことができます。

まとめ

感情と思考、それは、馬と騎手の関係に似ています。つまり、馬を暴走させてしまうと人生においては大きなマイナスとなります。他方、あまりにも騎手が馬を制御しすぎると、物事が前に進みません。それぞれが、バランスをもって働かせると、いい方向に進んでいくのではないでしょうか。

 

 

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