あきらめたら試合終了だよ、に潜む重要な前提もしくは落とし穴

「あきらめたら試合終了だよ。」、これは、バスケマンガの名作、スラムダンクの中で、安西先生が三井に対してかけた言葉です。これは、名言として覚えている人も多いのではないでしょうか。ただ、そこには重大な前提があります。

それは、時間が明確にそれも強制的に区切られていること。バスケの試合は一定の時間枠の中で行われ、終了時間が到来すれば強制的に終了します。それが到来するまでに諦めてしまえば、それより早く終わりが到来してしまう、ということです。

ここで問題は、世の中にそんな明確に時間が区切られているものだけとは限らない、ということです。つまり、自分で区切りをつけないと終了がこない、という事象も多いはず。そこで、うまくいかないとうまくいくまで延々と続けてしまう、ということもありますよね。

確かに、この場合でも諦めたら試合は終わるわけです。つまり、諦めた時点でそれを達成できる可能性は0となります。でも、諦めなければ0にはならず、続ける限りにおいて、どこかで達成できる可能性もあります。

ただ、ここで一つ落とし穴が。長く続けることにより確率がどんどん下がる、ということが往往にしてあります。確率が下がることに取り組んでしまうと、続けても続けてもなかなか達成できない、、ということになります。もちろん、確率があがることもあるので何とも言えませんが。

なので、自分自身でやめるべきタイミングを見つける必要が出てくると。やめるてそのエネルギーを新しいことに振り向けたほうが、人生全体の幸せ感は増大する、ということも往々にしてあるので。 ただしその判断は、そのことに対する想いが強ければ強いほど、費やした努力やコストが多いほど、難しいものになるわけですが。

時間軸が区切られているもの、については、そこまでは全力で頑張る、ということが大切です。ただ、時間軸が区切られていない、となると、どこで時間軸を切るか、ということを決めることが大切になってきます。

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