「人の心は変わるものだ」という絶対的な真実と、それはそんなに悪くないということ

人の心、時として、いつも同じで変わらない、と、つい、感じてしまうことも多いでしょう。ですが、決してそんなことはないし、そもそも、心変わりも悪いものではありません。そんなことを綴ってみました。

人の心は変わる、これは絶対てきな真実だと思っています。人の心は、日々起こる出来事や、人とのやりとり、読んだ本やネット情報、そういったものに影響を受け、知らず知らずのうちに変化します。永遠の愛を誓った夫婦であっても、強固な友情をかわした友人であっても、喧嘩別れや自然消滅があるのはそういうことです。

ですが、人というのは悲しいかな、時として「人の心はうつろう」という絶対的な法則が頭から抜け落ちてしまう。そこの背景として、人は自分の心ほどに他人の心には関心を持たず、「この人はこういう人だ。」と思うと、それが持続してしまうからです。夫婦関係であったとしても、「こいつはどんな状況でも俺のところから離れないだろう。」と、一方的に思い込み、相手の考えや感情の変化を読まないと、相手の気持ちは自分からどんどん離れて行って、ある日、離婚届がつきつけられる、という状況に陥ることでしょう。

じゃあ、人の心変わりが悪いことなのか、というと必ずしもそうではないと考えます。心変わりがある、と思えば、それをふまえて自分の行動を変化させることができるから。熱い友情、が保てるように、常に意識 / 努力したほうが、漫然と友人関係を続けるより、よりいい関係になるのでは、と思います。また、いつまでも同じ感情を持ち続けるのは時として辛いときもあります。例えば、配偶者に先立たれてしまい、辛い感情を抱え続ける、よりは、時の経過とともに心を変えて一人でいる楽しさを覚えたり別の恋人を作ったりしたほうが、幸せになれるのでは。

よりよく生きるためには、おそらく、「人の心はうつろいゆくべきものだ。」という、認識をもつべきでしょう。その認識のもと、他者との関係を構築整備したほうが、よりよい人間関係を築くことができる、ということができるのかと。

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