部下を評価するにあたって上司が持つべき2つの責任

社会人として、人の上に立つ場合、その人を評価するということはあるでしょう。人を評価するにあたって、上司が果たすべき責任は2つあります。一つは被評価者、もう一つは属している組織について。このこれらの責任を果たす、ということは上司にとっては結構大変なことであり、自戒をもこめて書いてみます。

被評価者に対する責任、ということがあります。まずは、きちんといい評価ができるように、コーチング等をきちんと行うことがあります。特に、悪いフィードバックの時には、評価のタイミングでそれを伝えても、もう挽回のしようがない、ということになります。そのため、評価する前にきちんと伝えるべきところは伝える必要があります。それと、人のせいにしない。具体的には、「XXさんが駄目って言っているからさー。」と、逃げてはいけません。たとえXXさんの指示であったとしても、それに従うのであれば、きちんと自分の言葉で評価を伝えるべきでしょう。自分の中で納得感を持って評価することが必要ですよね。

もう一つは、属している部門に対する責任。やっぱり、本来、悪く評価すべき人を良く評価してしまうと、その部門に属する他の人と比べ不公平になります。いい評価でも悪い評価でも、できる限り公平になるように、それと同時に自分なりの信念をもって、評価について説明できる必要があります。つまり、なんとなく評価するであったり、流されて評価するということは公平性の観点から自分の責任を果たしていないことになります。

評価をするにあたっては、被評価者と部門に対して責任が生じます。それらの責任を果たすよう、きちんと自分の信念に基づき評価する必要があります。やっぱり、きちんと育成して、胸をはって評価をすることが必要でしょう。

ビジネス