カタカナ語を使うと意味が軽くなる?

カタカナ語(というか英語)を使うと言葉の雰囲気が軽くなることがあります。それを意識してみるといいのでは、ということを少し考えてみます。ここから先は感覚的な話で、学問的客観的根拠は何一つないので、気楽に目くじらを立てずお読みいただければと。

これはいくつか事例を挙げてみるとわかりやすいでしょう。まずは、リベンジ。日本語にすると「復讐」、なにか恨みを受けてそれを晴らす、みたいな非常に重い言葉になります。でも、カタカナで、リベンジというとどうでしょう。意味合いは復讐ですが、気軽に「リベンジだね」とか言いますよね。

次はリクエスト。日本語にすると、「要求」となります。でも、「要求」と言われると強いイメージありませんか?なにか、対立しているそんなイメージです。ですが、「リクエスト」というと、もう少し軽く、「お願い」とかいう、そんな語感ではないでしょうか。

アタックなんてのもそう。日本語だと、攻撃。攻撃って、痛そうじゃないですか。少なくとも、気になるあの娘に攻撃する、っておかしいですよね。アタックというと、すこし柔らかくなります。

ガールフレンドもそんな感じかな。恋人、というと、少し重たく真剣味がでてきます。ガールフレンドだと軽いですよね。あっ、でも、「彼女」というと柔らかいかな。でも、彼女って、代名詞的用法とガールフレンドの2つの意味を持つので、ぼくはあまり好きではありません(多義語は誤解の元になるので)。

というわけで(?)、カタカナ語を使うと少し柔らかくなります。なので、ちょっと言葉を柔らかくしたい、というときはカタカナ語を使うといいでしょう。ただ、あまり使いすぎると、言葉が柔らかになりすぎるので注意が必要です。

そうそう、これはあくまでもカタカナ語の話で、英語で、”revenge”, “request”, “attack”,”girl friend”といった場合は、語は軽くなる、とは限らないので注意。確か、飛行機で見たドラマかなにかで、日本語で「リベンジだね」と言っていたときの英語字幕はrevengeとは出なかったような。

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