陸前高田訪問記(2016年9月)その1

先日、会社の出張で陸前高田に訪問してきました。陸前高田、といえば、2011年の東日本大震災にて大きな被害を被った地方の一つです。そこの現状、というとあまり面白おかしく書くものではない、と思いブログでとりあげることを悩んだものの、やっぱり、実際どんな状況だったを共有するのは、意義のあることかな、と思うのでとりあげさせていだきました。9月中旬の約1週間、仕事のことを書くわけにはいかないので、そこには触れないように書き進めていくことにします。

まず、陸前高田までのアクセスです。東京からだと東北新幹線で一ノ関まで行きます。一ノ関から気仙沼まで電車で行って、気仙沼からはバス、自家用車となります。今回は、気仙沼までお客さんに迎えにきていただいたので、気仙沼まで電車で行きました。これが、一ノ関と気仙沼をつなぐ、電車です。地震までは陸前高田まで線路が伸びていたのですが、津波により流されてからは復旧させていない、ということで、そこからは車です。

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そして、気仙沼から車で陸前高田へ。だいたい、30分程度、くらい車に乗っていたでしょうか(きちんと計っていたわけではないので、正確にはわかりませんが)。到着後、ちょうどお昼の時間なので、そのままランチへ。ホタテとわかめ、を目玉にしたいということで開発されたのが、このホタワカ御前、正式には、ほたてとわかめの炙りしゃぶしゃぶ御膳をいただきました。

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左側のほたてのほうは、一番上が刺身、2番目が蒸したもので真ん中のコンロで炙って食べる、一番下がかきあげです。そして、右手のわかめは、鍋の中の出汁にくぐらせて食べる。ホタテも色々な食べ方で食べるとそれぞれの特徴がわかりますし、わかめのしゃぶしゃぶはこうやって食べるのは初めてだったのでおいしくいただきました。

陸前高田の特徴は、ここもそうですが、その他の箇所でも散見される仮設のプレハブ商店街。かさ上げ工事中の中心市街地への移転を待っているので、今のところ仮設で営業をしている、とのこと。中心市街地は来年くらいには移動できるようになるので、それに伴い、中心市街地へ移るところも多い、という。

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その後は、かさ上げ地を中心に市内のいくつかの場所を視察。その中には津波で被害のあった建物もあり(これは、シンボル的に残しておく予定のようです)、津波の威力をまざまざと、というところでしょうか。ここは、かつては道の駅だったところです。

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その近くに併設されている、復興まちづくり情報館。中は、地震前の様子、地震が起こった時、その後の復興の歩みについて展示していました。真ん中には、被災した松の根が展示されていました。

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津波の高さは実に15m程度。時折、こんな感じで津波の時の水深が出ています。自分の身長よりずっと上ですね。

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(続く)

 

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