パリ-デュッセルドルフ街歩き記(2)~今回の安全対策

さて、一人旅、となるとどうしても一定のリスクを伴います。ツアーであれば、ツアー会社がある程度は助けてくれるでしょうし、何人かと行動すればそれぞれ助け合うということもできます。ですが、一人だとどうしても手薄になるので、それに備えることが肝要です。今回は以下の様にしました。

情報収集

まずは、情報を集めることから始めます。地球の歩き方(パリ、ドイツ)、海外安全センターのホームページ、旅行会社の動向の3つです。これについては以前とりあげましたが、今回もそれに従います。それと友達から旅レジを紹介いただいたので、これも登録しました。こちらにメアドを登録しておくと、渡航予定地で危険情報が発出された場合、それをメールでタイムリーに受け取ることができます。今回もいくつか受け取ることができましたので、それには留意して行動しました。

もちろん、メディアでも渡航予定地の報道については意識します。何か事件が起こると、「ここは危険だ。行くのはやめよう。」ということになりがちです。ただ、個人的には、メディアの報道の大きさと安全性は必ずしも比例しないと考えていますので、それだけで、判断はしないようにしています。上記にあげた情報ソースに再度あたったりして、自分なりに勘案して決めるようにしています。これは、人によりそれぞれで、最後は当たるも八卦、当たらぬも八卦ですが。

持っていくもの、持っていかないもの

まず、安全対策として持っていくもの。それは、貴重品袋です。パリの凱旋門、シャンゼリゼ通り、ルーブル美術館、地下鉄構内はスリや置き引きが多いようで、地元の人も注意するようにおっしゃっていました。それに備えるため、今回は登場させた次第です。

2016/ 8/ 6 14:57

 

パスポート、クレジットカード、スマホ、高額紙幣などを持ち歩くときはこちらに入れてもっています。これだと、スリや置き引きはまず防げます。とはいえ、睡眠薬強盗でみぐるみをはぐといった手口だと効果は薄いのですが。難点は付けているのが見えやすく、そこが狙われる可能性があります。そのため、私は、シャツの上からかけて、ワイシャツを上から着て貴重品入れが見えなくなるようにしていました。

その他、リュックに鍵を付けたり、緊急連絡先やパスポート番号を控えた紙をもったり、しました。後は、財布は持ち歩かないようにし、小額紙幣をズボンに入れたりもしていました。

持って行かないもの、旅行に必要ないものは基本持っていきません。荷物になることと、無くしたり取られたりすると痛いからです。ただ、もっていくかどうか最後まで悩んだのがPC。PCをもっていくと情報収集や諸連絡において便利です。しかし、無くすと大変なことになってしまいます。ただ、情報収集や連絡はスマホでもできるので、スマホを持っていきPCを置いていく、ということにしました。ブログはPCで書いていたので旅行期間中は更新が止まっていました。PC持っていけば、この旅行記ももっとタイムリーに書けたんですけどねー。

街でのふるまい

まずは、夜暗くなってから出歩かないこと。といっても、パリもデュッセルドルフも午後9時でも明るく、午後10時薄暗くなる感じなのでこれはそんなに難しくなかったです。10時くらいには歩き疲れて眠くなっていたので。

次に、イベントや劇場には行きませんでした。人が集まるところは、事件が起こる可能性が高いというアドバイスを受けたためです。実は、パリでの宿泊先からムーランルージュをやっている劇場は近かったのですが、そこは泣く泣く見送りました。ただ、すごい我慢したか、というそうではなく、自分は地味に街を歩くのが好きなので、これもそれほど行動の制約にはならなかった次第です(人みしりなので人がたくさん集まるところは苦手なのです)。

後は、緊張感を常に保つようにしていました。例えば、不審な人が近くにいないことを随時確認していました。誰かから聞いたのですが、「非常事態になると思考停止してしまいそれが被害を拡大することにつながる。どんなときでも最善の意思決定をする、もしくはするように最善の意思決定をするように努力することが必要。」と聞いたので、なるほどと思い、それができるような心がけでいたような気がします。、、、と、書くと格好がいいのですが、旅の初めは緊張していたのでこういう対応もできたので、徐々に緊張はほどけてはいました(反省)。緊張しすぎると疲れるし、緊張をほどきすぎるとその時に限って落とし穴に落ちる(昔、偽警官にクレジットカードを取られたことがあります)ので気は抜かないよう、心がけたいところです。

貴重品は基本的に持ち歩かない。では、セーフティーボックスに入れるか、というと、安宿だとこれはこれで微妙です。実際、そこには貴重品が入るとわかるので、場合によっては狙われる可能性があります。枕元、枕をどかすとすぐにわかってしまい、これが有効なのはドミトリーで寝ているときくらいです。そこで、僕は、スーツケースに入れて、スーツケースには鍵をかけるようにしています。経験上、スーツケースが丸ごとなくなったり、かぎが壊され中のものが取られたことはなかったので、今回はこれで押し通しました。

あ、そうそう、もちろんホテルの部屋は個室です。個室のほうが、貴重品の管理が楽です。ドミトリーも安くて、ふれあいがあるので、捨てがたい魅力はあるのですが、ここ最近は海外でドミトリーは泊まっていません。

まとめ

どこまで安全管理をするか、というのは難しいところです。やりすぎると疲れるし、やらないわけにもいかないですし。まあ、慣れるまでは緊張感を高くし、徐々緩めるということなのかな、、とは思います。一人だと、なにかあったときに、自分でなんとかしないといけないので、安全意識を高くしておく必要はあるかな、ということです。特に社会人になると、決められた日から一日でも遅れると仕事に差し障りがでるので、そういった意味でも色々と備えをしておく必要があります。

 

 

 

 

 

 

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