コミュニケーションにおける負けるが勝ちとは

コミュニケーションで勝つ、とはどういうことでしょうか?一般的には論破することだ、、と思われています。本当にそう?、、、、ということを考えてみました。

例えば、タバコを吸っている友人がいます。この人にタバコをやめさせたい。それで、タバコの害をリストアップして、滔々と捲し立てて、友人がどんな返事をしても、それに被せて言葉を重ね、ついに友人は何も言え返せなくなった。それで、友人も納得しているだろう、、と思いきや、1週間後にみたらプカプカタバコを吸っていた。

この状況で自分は友人にコミュニケーションにおいて勝ったと言えるのだろうか。確かに、友人は言い返せなくなった、ということで、論破した、と言えるでしょう。論破がコミュニケーションにおける勝ちだ、、、と見れば、この状況は勝ちと言えるでしょう。ですが、本来は友人にタバコをやめさせたくて説得工作をしたけれども、結局、タバコをやめなかった、と言えば、そうでもないので、そうなると、本当に勝ちと言っていいかどうかは疑問です。

では、ここで、コミュニケーションの勝ちや成功を、相手を自分の思うように動かせた、と捉えるとどうなるでしょう。上記の例だと、言葉を尽くしてタバコをやめてもらった、というような感じ。基本的にコミュニケーションは相手を動かすためにあるため、それがうまくいく、というのが勝ちなのかな、と思います。論破されても、相手がこちらの意図するように動いてくれればそれはコミュニケーションの勝ちということですね。

ということで、コミュニケーションの勝ち負け、考えてみました。決して、論破ではないですよー。

未分類