経営者がすべき公私混同とは

経営者、という立場にたつと、オンとオフが曖昧になる傾向があります。公私混同、というやつですね。一方で、経営者の公私混同は忌むべき、という、考えもあります。ここでは、いい公私混同と悪い公私混同について考えてみます。

悪い公私混同は、会社と経営者個人のどちらかに利益が偏るようなことです。

一つ目のベクトルとしては、経営者が会社の財産を使ったり、立場を利用して自分の便宜を図るようなことです。例えば、経営者に対する貸付や仮払い、あとは、家族との旅行費用を経費扱いする、ということあります。あとは、従業員に対するハラスメントや就業時間にもかかわらず、どうどうと私的なことをする、ということもありますよね。まあ、経営者なので、ある程度は自分の裁量でできるし、してもいいと思うものですが、やっぱり、行き過ぎるたり自分の利益に偏るのは良くないでしょう。

逆に、経営者が会社の利益に自分の行動を捧げすぎるのも良くありません。特に家族や健康は大切にすべきです。例えば、朝から晩まで働く、夜も接待に明け暮れる、家にも持ち帰り仕事をして、家族の時間を犠牲にして、働く、ということは、これも悪い公私混同でしょう。もちろん、事業の立ち上げや苦しくなっているときに一時的にということであれば仕方ないかもしれませんが、少なくともそれが恒常化しないように気をつけるべき。

じゃあ、すべき公私混同は、というと、つまり、会社の経営者も両方が幸せになるようなことと言えます。例えば、友人や知り合いと仲良くしていればその一環で業務に関する話をする、ということありますよね。あとは、飲み会やゴルフでビジネスが生まれる、ということもあります。あと、家族旅行や食事で出かけたところから受注が発生する、ということもあったりします。つまり、自分が家族が楽しいと思うことをして、そこから会社の事業に役立つことがあればいい、とは思います。もちろん、その際の経費の付け方は慎重に検討する必要はあるのですが。

ということで、いい公私混同を多くできると、事業や生活が充実してきます。ただ、それが悪い公私混同にならないよう、慎重に検討し自分を律する必要があります。

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