上司の指示がよくわからないときには~スタッフ編

上司が何を指示しているかわからない、、、つい途方に暮れてしまいますよね。そうはいっても、組織の中で仕事をするためには、なんとか意図をくみ取り前に進まなければなりません。そんな時、どうするか考えてみましょう。ここではスタッフの立場で割と年次が浅い場合を前提とします。

分かるまで聞く

まずは、納得できるまで聞いてみるようにします。その場合、自分が作業する具体的な手続きのみならず、背景や理由まで含めて聞ければ、よりいいです。背景がわかれば、作業の意味や具体的な内容もより深く理解できます。年次の浅いスタッフの場合は、上司の年次もさほど高くない場合が多いので、きちんと聞けば丁寧教えてくれるはずです。

また、理解した内容は、自分の言葉で言い返してみるようにしましょう。言い返した時に、上司の意図とあっていれば、「そうそう。」ということで、内容を了承してくれるので、そこで、上司の意図と自分の理解があっているか間違っているか確かめることはできるはずです。

自分で納得感が得られるまで詰めておいたほうがいいでしょう。

先輩に聞く

そうはいっても、上司も忙しく、また、やっぱりよくわからない、ということがあります。その場合は、先輩に聞く、ということがあります。先輩であれば、自分が指示された仕事に従事していたこともあるでしょう。また、上司の考え方ややり方はわかっている場合もあります。そのため、上司の言葉足らずな面、わかりにくい面を解釈してくれることも可能です。上司の言葉ではわからなくても、別の言葉で聞くと意外とすっと理解できることもあります。

ただ、注意点として先輩は必ずしも、同じ業務をしたことがあるわけではありません。また、直接の指示者ではないので、上司の意図とずれてしまう可能性もあります。そのため、先輩の意見は参考程度にとどめ、信じすぎない、ことも必要です。

過去の資料を見る

過去に同じように従事していれば、その資料が残っている、ということがあるでしょう。そのような以前の資料や業務の結果を見ることにより、今回の業務の参考になります。どうしても、言葉だけだとイメージが付かみにくいこともありますが、実物があるとイメージができやすいです。そのため、過去の資料があればそれを見てましょう。

注意点としては、過去の資料の前提や目的が今回の資料とは違っていることはあるので、そこの調整は必要なこと。また、過去の資料は100%完璧ではないので、なぞるとよくない部分まで取り込まれる可能性があります。

少し手を付けてみる

あとは、手を付けてみて、その作業に関するイメージを共有することです。イメージを共有することにより、方向性が正しいか、そうでないか、より明確に判断しやすくなります。話だけより、なにか手許にあったほうが具体的な議論がしやすいです。

注意としては、早めにイメージの共有をしないと、誤った方向に進んで軌道修正が難しくなるので、注意が必要です。上司によっては意図と違うと怒る人もいるのですが、そこは仕方がないと感受するようにしましょう。

まとめ

組織にいると、必ずしも上司の指示していることはよくわからない、というケースもあるでしょう。そういった場合は、聞く、資料を見る、実際に作ってみる、ということにより、意図を正確につかみ、それに基づき作業を進めることが大切です。

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