異動したい、転職したい、と思った時まずすべきこととは

同じ部門、会社に勤めていると、今までと違うことをやりたい、別の部門、会社に移りたい、と思うことがあるでしょう。そういった場合、まず、なにをすべきか考えてみました。

まずは情報収集から

一番初めに始めるべきは、自分がやりたいこと、移りたいと思っている部門/会社のことについてネットや書籍にて調査するといいでしょう。だいたいの場合、ぼんやりとしたイメージや現職に対する不満、ということで移りたいと思っているケースもままあると思います。つまり、行くべき方向について良く分かっていないことが多い。この状態で異動、転職してしまうと、「こんなはずでなかった。」ということになってしまいます。それを回避するためにも情報収集しておきたい、ところです。ある程度、人に話を聞かないとわからないところもありますが、人に会って話を聞く前に入手できる情報は極力自分で入手したほうがいいでしょう。

そこにいる人に話を聞く

その次に、その部門、会社にいる人に話を聞くことが大切です。やっぱり、ネットや書籍だけだと情報に限度があります。こういう情報には往々にして綺麗なことしか書いていないものですし。それを回避するためにも、人に話を聞くことが大切です。人から話を聞くと、詳細な話を聞くことができるだけではなく、臨場感をもって状況を把握することができます。

今いる部門での将来を考える

逆に、今いる部門/会社でどういう将来があるか考えてみましょう。やっぱり、一つのところを離れる、ということはそれなりに負担がかかるものです。また、今いる部門/会社であっても自分がやりたいと思っていることができる環境かもしれません。そういったところで、今いるところでなにができるのか、実は自分がやりたいことができるのではないか、と考えてみることが大切です。

その際、合わせて考えたいのが、自分がどの程度の長さその部門にいるか、ということです。異動/転職してから半年もたっていない、という状況であれば、まだそこでの仕事、将来、人間関係についてまだ理解が足りていない可能性があります。そのため、ある程度の長さがある、ということは必要でしょう。個人的には、3年くらいかな~、と思います(特に根拠はないのですが)。人によっては1年でも十分という人もいるでしょうし、いや5年は必要だという人もいるので、個人差があるところだとは思います。

今の部門の人にうまく自分の意向を伝える

今の部門/会社の人に自分の心情であり考えをうまく伝える必要があります。ここでの「うまく」というところがポイントです。というのは、闇雲に伝えてしまうと思わぬ反発や警戒を生み出す恐れがあります。

まず、少なくとも自分のある程度の情報収集を行い、考え方を固めておくことが必要です。周囲の人に言い始めるのはそれが済んでからでも遅くはありません。

また、異動/転職したい、というからには現職に対する不満というのは、なにかしらあるはずです。ですが、極力それは表に出さないようにしましょう。そこの不満の部分が強くでると、そこの部門の人は、どうしても反発心をもってしまうからです。

ただ、全く伝えず、外堀を固めてから最後に、というのもだまし討ちをした、と取られることがあります。転職の時であればやむをえない場合もあります。ただ、異動の場合は同じ会社にいることもあるので、意向をある程度は事前に伝えておくことが必要です。

漠然とした意向であれば話をしていてもいいかと思います。例えば、海外での仕事をしたい、とか、地域に貢献できる仕事をしたい、とか言っていると、周りもあなたの考えを理解するので、できる範囲で仕事の内容を考える、ということもあるでしょう。自分がしたいことを周りに伝えないと、周りの人にはわかってもらえない、ということもあります。

まとめ

キャリア上、今の部門、会社から移りたい、と思うことがあるでしょう。そういった場合、闇雲に行動を起こすより、まずは情報収集から始めることが必要です。それとともに今の部門、会社の将来を考えて、それがある程度済んだところで自分の部門/会社にいる人たちの意見を聞いていく、ということが必要です。

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