プロパガンダが容易に一帯を席巻するわけ

プロパガンダ、wikipediaによると「特定の思想世論意識行動へ誘導する意図を持った行為」と定義されています。やっぱり、いつの間にか、世論が意図する方向へ流れてしまう、こと往々にしてあります。どうして、そうなってしまうのか、考えてみました。

政治や政府という上流の方に、政策等の達成を目的として、プロパガンダを行う要因があります。やっぱり、どんなに強権な政府と言っても、世論に反する政策を取る、、、というのは、なかなか、難しいのです。なので、特に強権な政府であればあるほど、反対意見を抹殺したり、メディアに影響力を及ぼすことにより、より強力にプロパガンダを行うようになります。そこまでいかなくても、政府発表の内容や方法を工夫すれば、民主的に見せかけたプロパガンダも可能でしょう。

もう一つ、下流側として、特定の主張や状況を見たい、信じたい、という庶民の存在です。そういう人たちは、それに反するようなことは見ない、接さない、受け入れない、というようなことをしがちです。都合の悪い現実は見ない、ということでしょう。そうすると、自分にとって、心地が情報ばかりを追いかけてしまいます。そういう情報にばかり接していると、自分の信念がますます強固になってしまう、ということになります。

そういう、2つの要因があり、プロパガンダが発生します。結局、プロパガンダはその主張している内容が現実から大きく外れ、破綻するまではプロパガンダが続きます。

じゃあ、プロパガンダに飲まれないようにするためにはどうするか。国レベルだと話が大きくなりすぎるので、個人レベルで。それは、多面的に物事を捉える、ということでしょう。できる限り、色々な情報をえるようにアンテナを張ったり、情報源を持つようにする。特に、自分にとって心地よくない情報も排除せず主張には耳を傾けるということ。と言ったことがあるでしょう。

やっぱり、プロパガンダ、上流と下流それぞれに影響があります。上流を変えるのは難しいので、下流である自分自身を律して、できる限り、プロパガンダには飲まれないようにしたいものです。とはいえ、どうしても、情報ソースは偏るので難しい、といえば、難しいのですが。

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