コミュニケーションにおける勝ちとは決して相手を論破することではなく

議論なり、言い合いになったりすることありますよね。その場合、何を持って勝敗や成功失敗を定義しますか?一見すると、相手を論破した時、かと思いますよね。でも、実際のところは、というのが今回のテーマです。

論破する、相手を理屈の上で言いまかす、とか、自分の意見を強引に押し通す、というのは、結構、気分がいいものです。なので、こちら側からすると、うまくやった、と思えることありますよね。なので、相手を論破し、黙らせればこちらの勝ちとつい思いがちです。

ですが、必ずしもそうではありません。むしろ、論破することそのものが失敗、ということもなるケース結構、多いと思います。つまり、論破された方は、そのことにより相当程度気分を害します。なので、短期的には自分の言い分が通っても、人間関係にヒビが入ったりとか、場合によっては、そのまま論破された方がその人から去ってしまう、ということもあるでしょう。あと、論破しても、案外と不完全燃焼でもやもやする、ということもあるので、そこもデメリットですね。

では、コミュニケーションにとっての勝ちとは何か、といえば、お互いがその結果に納得できること、かな、と思います。もちろん、納得の形としては、相手に自分の意見を受け入れてもらった、ことはもちろん、妥協が成立した、とか、より発展的な解決策が生み出された、ということもあります。また、自分が相手に譲ったり、もしくは論破された、としても、その後の人間関係や譲った時により得られた効果によっては、負けるが勝ちということになるでしょう。

まあ、もちろん、長期的な人間関係とかではなく、どうしても何がなんでも自分の意見を通さないといけない、となると論破した方がいい、ということもあり得ます。ただ一般的に、論破をすると、その場はよくても後々マイナスになる、ということが多いので、気をつけたいものですね。

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