二重拠点生活ことはじめ(7)~地方暮らしの課題 車中心の生活

地方暮らし、どうしても車は必需品です。やっぱり、公共の交通機関が都会ほど発展していないので、必然的に車に頼らざるを得なくなります。いいこともあるのですが、今回は課題について考えてみます。もちろん、費用の問題あるのですが、今回はそれ以外のことを。

まずは、運動不足。東京にいるときは当然に地下鉄等公共交通機関を使います。そうすると、家から駅まで歩く、駅から勤め先や学校まで歩く、電車の中も通常立っています。そうすると、自然と体を動かすわけです。地方で車中心の生活を送るとなると、家から車まで歩き、目的地に到着しても通常はそれほど歩きません。そうすると、徐々に体がなまってくるわけです。地方に暮らしていて東京に出てくると、前歩いていたとおり歩いていても妙に疲れます。よくよく考えると、久しぶりに歩いたので疲れてしまった、というわけです。このように、通勤で自然に運動する機会がなくなり、運動がたりなくなりがちです。

それと、酒。酒を飲むと車には乗れなくなります。もちろん、代行といって、車に乗って自分の家まで送ってくれるサービスがあるのですが、基本、タクシーより高くなるので、そうそうは乗れません。やっぱり、男同士で遊ぶとなると、酒を飲む、という展開になるのですが、なかなかそれをしにくくはなります。そうすると、呑むとなると、近所の人で集まったり、自分の家で飲んだりと、交友が狭まってきますよね。つまり、酒を通じた人間関係の拡張がしにくくはなります。

また、車を買ったら、次の日から乗れる、というわけではなく、だいたい1か月~2か月程度かかります。その間は車に乗れず、公共の交通機関なり、家族に乗せてもらうなりでしのぐしかありません。そうすると、身軽に動く、というわけにはいかなくなります。

さらには、最初のうちの不安さ。最初のうちはどうしても不安です。東京にいるときは乗る必要がないので、すっかり、運転のことは忘れてしまっています。前述のペーパードライバー研修を受けても、それだけだと、不安は残ってしまいます。

といくつか、車社会の難点を書いてみました。下二つは時が解決してくれますが、上二つはそれだけでは改善しません。今後、色々と対策を講じていきたいと思います。

 

 

二重生活/松本